2012-03-23

MARIA RUDMAN


スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、ロシアの4カ国にまたがり居住する先住民族、「サーミ」の装飾品は、自然の産物と独創的な手仕事から生まれる。
装飾品はお守りの意味を持ち、素材は、遊牧民に身近なトナカイの角や革、骨。 錫糸の刺繍も美しい。
その文化に魅せられたマリア(デザイナー)が、伝統に現代の要素を加え、ぬくもりあるアクセサリーに変身させた。
どんなスタイルにも自然と調和する飽きのこない繊細さが、他のレザーアクセサリーとは一線を画するアイテムです。

大事に使い込みながら何十年もかけて自分の身体になじませる特別なアクセサリー。
















かつてはモデル、スタイリスト、写真家など幅広い分野で活躍し、現在はパリに拠点を置くマリアルドマンは、サーミ民族による手芸品が溢れるスウェーデンの湖のほとりの家に育った。

同じくマリアの家系もサーミ民族が古くから居住するラップランド(スカンジナビア半島北部)地方の血を引く。

ラップの人々は、古来よりトナカイと根強く関わり共存することでも知られる。

何百年も語り継がれるような上質なアクセサリーを幅広く手掛ける技術を見出すべく、選りすぐられた職人達とサーミの人々との距離を近づける為にマリアは、その研究に幾年も費やした。

太陽の輪と東西南北を意味するマリアルドマンのロゴとなるクロスは、自然とのバランスを重要視する彼女の世界観を表した物である。





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